債務整理 2023/12/28

法テラスの費用が払えない!|滞納時に取るべき行動や支払いが免除される条件とは

直接弁護士事務所に費用を払えないから『法テラス』に立て替えてもらった。でも法テラスへの費用が払えないと悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。

法テラスへ費用を払えないとどういったことになるのでしょうか?また、滞納時の最善の対処法は何をすればいいのでしょうか?

今回は、法テラスの費用が払えない際の取るべき行動や督促を続けるとどうなるのかを紹介していきます。

おかねの教科書 編集部

執筆者 おかねの教科書 編集部

おかねの教科書編集部です。

目次

法テラスに費用が払えないとどうなる?

「債務整理費用の捻出ができなくて弁護士・司法書士に依頼ができない」。そんな方を金銭面的にサポートしてくれるのが法テラスです。

費用の立て替えを行ってくれ心強いですが、下記のような心配をされる方もいらっしゃいます。

自身に代わりに弁護士費用の立て替えなどを行ってくれるサービスですが、もし法テラスへの支払いが止まってしまうとどうなってしまうのでしょうか?

法テラスへの支払いを滞納するとどうなるんでしょうか?
友人が、昨年債務整理をしました。弁護士費用はなんとか払ったんですが、
法テラスへの支払いを昨年9月から滞納しています。

督促状は来ているみたいですが、いまだに払っていません。

この場合、例えば、差し押さえとかにならないんでしょうか?

どうなるのか教えてください。

- 出典:Yahoo!知恵袋

そこで、法テラスの費用を支払えず、滞納してしまった際の流れについて紹介していきます。

法テラスの詳細については、下記でまとめています。本記事と合わせて参照ください。

【送付】 コンビニ支払用紙が送られてくる

法テラスへの支払いは指定した口座からの自動引落です。しかし、口座にお金がなく引き落とせなかった場合、法テラスから返済のためのハガキが送付されます。

ハガキは払込用紙になっているので、期限までにコンビニエンスストアで支払わなければなりません。また、手数料も必要となりますので注意してください。

【督促】電話・手紙による連絡がある

コンビニでの振込も確認できなかったら、次に電話や手紙での連絡が始まります。

また、手紙には督促の文面と「払込取扱票」が同封。ゆうちょ銀行や郵便局の窓口で支払えることができますが、こちらも支払手数料が必要です。

【法的措置】給与などが差し押さえになる可能性がある

ここまでの督促を無視すると、法テラス側は裁判所に支払督促調停などの申し立てを行います。法的手続きによって、給与や財産の差し押さえとなってしまいます。

また、差し押さえによる返済金の回収では、民法で定められた3%の損害金が上乗せされるので、通常より多くのお金を支払わなくてはなりません。

支払えない場合はどうすべきか?

ここまで、法テラスからの督促を無視し続けた結果の対応について紹介してきました。しかし、法テラスへの費用が払えないとわかった時は連絡を無視するのではなく、どういった行動を取るべきなのでしょうか。

費用の猶予や免除ができないか相談する

費用が支払えないとわかった際、すぐに取るべき行動は法テラスに相談に行くことです。

状況によって異なりますが、一時的な支払期限の猶予が与えられたり、返済額の免除になる可能性もあります。

相談に関して、経済状況がわかる資料などがあれば相談も進みやすいです。事前に法テラスと連絡を取り、必要な書類はなにか確認しておきましょう。

一時的に借入を行う

カードローンなどで一時的に借入を行い、法テラスの費用に充てる方法もあります。

クレジットカードのキャッシング機能を使えば、審査なくお金の借入ができますが、カードローンで借りたお金も返済していかなくてはなりません。

費用が免除される条件

法テラスを利用しても、返済が困難で返せる見込みがない方は『償還免除』となり、費用を支払う必要はありません。

では、どういった人が償還免除の対象となるのでしょうか。

生活保護受給者

生活保護受給者の方は法テラスを利用しても費用を支払う必要はありません。また、法テラスとの契約時に生活保護ではなくても、利用中に生活保護になった場合でも免除の対象です。

申請に関しては、3ヵ月以内に発行された「生活保護受給証明書」の提出が必須となります。

反対に法テラスとの契約時は生活保護を受けていたが、契約が終わる時点で生活保護から外れている場合は免除の対象にはなりません。

収入や資産が一定に満たない場合

  • 資産要件→本人及び配偶者(内縁関係含む)の収入額が法テラスの定めた金額を下回る
  • 収入要件→本人及び配偶者(内縁関係含む)の資産が法テラスの定める要件にすべて該当する
  • 資力回復困難要件→65歳以上の高齢者、病気による長期の療養が必要で、今後一年間程度は収入を得るために働くことが見込めない人など

出典:法テラス_償還免除の要件について

上記の3つの条件をすべて満たすことで、費用の免除が受けられます。

他にも、母子・父子家庭といったひとり親家庭。ケガや病気の影響で仕事に復帰できないなど生活が苦しい場合でも申請すれば、償還免除を受けられる可能性があります。

法テラスの立て替えに関する疑問点

法テラスで立て替えてもらう際に多くの方が疑問に思う項目をまとめました。

支払いなどの周期や金額を事前に把握しておけば、費用が支払えないなんてこと自体も防げるでしょう。

誰でも立て替えの支援を受けられる?→利用には条件がある

法テラスの立て替え制度に関して、誰でもサービスを受けられるわけではありません。

条件としては、

  1. 収入等が一定額以下であること
  2. 勝訴の見込みがないとはいえないこと
  3. 民事法律扶助の趣旨に適すること

出典:法テラス

があり、①と③を満たす方は無料の法律相談を受けることが可能。全てを満たしている方なら、法テラスの立て替え制度が利用できます。

返済はいつから始まる?→契約から2カ月後

法テラスへの支払いは契約の2カ月後から始まります。

返済日も毎月

  • 15日
  • 25日
  • 27日

のいずれかを、引き落とし日として選択可能です。給与が入ったときなど、自分の生活サイクルに合った日付を選んでください。

支払い方法は?→指定した口座から自動引き落とし

支払いに関しては事前に指定した口座から引き落とされます。毎月コンビニでの払いにもできるので、希望する方は法テラスに問い合わせてみましょう。

また、事前に法テラス側に許可を取っておく必要がありますが、数か月分をまとめて引き落とすこともできます。その場合、後述する手数料も1回分で済むので、少しでも節約したい方におすすめです。

毎月の返済額は?→原則5,000円~10,000円

毎月5,000円〜10,000円程度を支払っていき、3年以内に返済が終わるようになっています。

また、完済まで3年程度となっていますが、前述したように支払いの猶予を受けていた方に限り、返済は終わるまでもう少し時間がかかります。

注意点として、銀行口座からの自動引き落としを設定している場合、支払額とは別に手数料も必要です。

■引き落としの際に必要な手数料

ゆうちょ銀行 その他の金融機関
33円 40円

返済日までに登録した口座には、毎月の返済額+手数料を入金しておく必要があります。

最後に|費用のことで悩めば、まずは法テラスに連絡

法テラスに費用を払えないと発生する事態や対処法について紹介してきました。

滞納してしまった場合、

  1. コンビニでの支払用紙が届く
  2. 電話・手紙による督促連絡がある
  3. 法的措置により、給与や財産などが差し押さえられる可能性がある

といった流れになっています。 

払えないとわかっても、連絡も取らずに無視するのが一番の悪手です。そのため、費用が払えないとわかったら、すぐに法テラスに連絡しましょう。

事前に相談できれば、支払い機関に猶予を与えてもらえる可能性がありますよ!

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