ブラックリストに載るとやばいって本当?|生活にはどんな影響があるか調査してみた

当サイトのリンクには広告が含まれています。
目次

ブラックリストとは?

個人の信用情報を管理する組織を信用情報機関といいます。

借金問題や支払いの滞納などで、信用情報に傷がつくと、事故情報として登録されます。「信用情報に傷がつく=ブラックリストに載る」と認識してもらって問題ありません。

【やばい?】ブラックリストに載るとどうなる

良く勘違いされますが、

  • 電気やガスが止められる
  • マンション・アパートから追い出される
  • 運転免許証が没収される
  • 今払っている住宅ローンなどが一括請求される
  • 携帯電話が使えなくなる
  • 将来年金がもらえなくなる
  • 選挙権がなくなる
  • 戸籍に記載される

といった事柄は、ブラックリストに載っても発生しませんのでご安心ください。

下記には、ブラックリストに掲載されると起こる問題についてまとめました。

クレジットカードが使えない・新規作成ができない

クレジットカード関係では、ブラックリストに載ると、

  • 既存のクレジットカードが使えなくなる
  • 新規クレジットカードの発行は難しくなる

といった問題が発生します。

これは、「ブラックリストに載る=返済ができない人」であると判断されてしまうからです。

新しくローンを組めない

住宅ローンや自動車ローンといったローンも組めなくなります。

信用情報が傷ついているかどうかはローン審査の重要な要素です。

クレジットカードと同じく、「信用情報が傷ついてる(ブラックリストに掲載されている)=返済ができない人」と見なされ、ローン審査に合格できる確率は低いでしょう。

保証人になれない

ブラックリストに掲載されると、奨学金などを借りる際の保証人にはなれません。

保証人は「債務者がお金を払えない際に代わりにお金を払う」役割があります。ブラックリストに掲載されていると、返済ができない人と判断されるからです。

分割購入ができない

携帯電話やスマートフォンを購入する際は、分割での購入はできません。

分割購入は、継続してお金を払ってくれるか(払えるか)が審査で、重要視されます。ブラックリストに掲載されていると審査側に支払いは厳しいと判断されてしまうでしょう。

携帯電話・スマートフォンの使用や、一括での購入はブラックリストの有無に関わらず利用できます。

ブラックリストに関する疑問点

ここではブラックリストについての疑問点を紹介していきます。

掲載されると一生消えない?→5~10年程で消える

ブラックリストへの掲載は5~10年程で消えるので、一生残るわけではありません。

ブラックリストから消えると、前述したクレジットカードの使用や新規作成、保証人になるなど今までと同じように利用できますよ。

確認は無料でできる?→無料ではできない

ブラックリストの確認については、残念ながら無料ではできません。

取り寄せる機関や方法によって異なりますが、500円~1,000円程度必要です。

詳しくはこちらを参照ください。

インターネット経由の確認なら即日わかることもあります。

掲載を消す方法はある?→消すことは原則できない

ブラックリストの掲載を消す方法はありません。前述した掲載期間が過ぎるのを待つのが一番の方法です。

ただし、間違った情報が掲載されている場合に限り取り消すことができます。その際は、信用機関ではなく、登録元の貸金業者に問い合わせてください。

家族や会社に知られる?→原則知られることはない

ブラックリストの情報は誰でも確認ができるわけではありません。

確認ができる人間は下記の通りです。

  • 本人(亡くなっている場合は遺族)
  • 代理人(任意代理人、法定代理人)
  • 信用情報機関に加盟している会員(主に金融機関)

そのため、周りに知られる可能性は低いでしょう。

ブラックリストに掲載されるのは本人のみです。同居している家族は掲載されることはありません。

ブラックリストでも作れるクレジットカードはある?→審査なしで作れるカードはない

前述したように「ブラックリストに載る=返済能力がない」と判断されます。どんなクレジットカードも審査は必ず発生するので、審査に合格するのは難しいでしょう。

ブラックリスト掲載期間は、クレジットカードは作れない(使えない)と考えてもらって間違いありません。

対策としては、

  • 家族カードを申請する
  • デビットカードを作る

の2つ。どちらも審査がないので、ブラックリストに載っていても作れますよ。

ブラックリストに掲載される条件は?

ブラックリストに載った場合に起こることを前述しましたが、なぜブラックリストに登録されてしまうのでしょうか?

ここでは、ブラックリストに載ってしまう理由を紹介します。

債務整理を行った

借金の減額もしくは免除になる方法です。

借金問題を解決できますが、ブラックリストには登録されてしまいます。

債務整理に関しては、下記記事を参照ください。

[blogcard url=https://ca-rent.jp/media/5795/]

支払いを滞納したことがある

クレジットカードやローンの支払いを滞納したことでもブラックリストに掲載されてしまいます。

滞納の条件としては、下記の通りです。

  • 61日以上の返済遅延がある
  • 2~3ヶ月連続で返済の遅れている
  • 催促状が届いてから返済している

滞納の場合、信用情報の「入金状況」の欄に返済遅延の情報が掲載されています。

複数社への申し込みを短期間で行った

クレジットカードやローンの作成のため、短期間で複数の会社に申し込みをしてもブラックリストに登録されてしまいます。

審査会社に「短期間で複数の申込みをした=お金に困っている」と思われるので、申し込みは期間を空けるなど対策をしてください。

クレジットカードの現金化を行った

クレジットカード現金化とは、クレジットカードで購入した商品等をすぐに売却して現金に換えることです。まとまったお金がすぐに手に入るなどのメリットがあります。

現金化は違法ではありませんが、カード会社の利用規約に違反している行為です。

カード会社に現金化のことが知られたら、カードの利用が停止。また、強制解約され、信用情報にブラックリストとして掲載される場合があります。

金券やギフト券などを短期間で複数購入すると、カード会社から現金化の疑いをかけられ、カード利用がストップします。
現金化が目的でない場合は、カード会社に事情を説明すれば、カードの利用は再開できますよ。

ブラックリストの確認方法

3つの信用機関からブラックリストの確認(本人開示)ができます。

  • CIC(株式会社シー・アイ・シー)
  • JICC(株式会社日本信用情報機構
  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)

開示までの方法については、下記記事を参照ください。

[blogcard url=https://ca-rent.jp/media/3227/]

CIC(株式会社シー・アイ・シー)の確認方法

出典:CIC(株式会社シー・アイ・シー)

CIC(株式会社シー・アイ・シー)は、クレジットカードを発行する信販会社や消費者金融の信用情報を保有しています。

クレジットカードでの返済が延滞したことがある方や、ショッピング・キャッシングをよく利用している方はこちらで確認しましょう。

インターネットでの確認方法

  1. PCの利用環境、およびクレジットカードが使用可能かを確認
    参考)インターネットで開示する|情報開示とは|CIC
  2. クレジット会社等に登録している携帯電話/固定電話からCICの受付番号取得ナビダイヤル「0570-021-717」に電話して、受付番号を取得
  3. 受付番号取得から1時間以内に、開示専用ページから申し込み
  4. 指示に従ってパスワードをメモ
  5. ダウンロード画面にパスワードを入力し、開示報告書を取得

※サービス日時:毎日8:00~21:45

【PC】
対応OS:Windows8、Windows8.1、Windows10
対応ブラウザ:Internet Explorer11,Microsoft Edge
【iPhone】
対応OS:iOS 7.0.6以降
【Android】
対応OS:Android 5.0以降

郵送での確認方法

  1. CICのサイトから信用情報開示申込書をダウンロードして印刷、必要事項を入力する
    参考)郵送で開示する|情報開示とは|CIC
  2. ゆうちょ銀行の定額小為替証書(1,000円)を用意する
    ※何も記入しない、切り離さない
  3. 本人確認書類の必要分を用意する
  4. 信用情報開示申込書と本人確認書類、定額小為替証書をCICの郵送開示センターに郵送する

※郵送手続きでは10日程度時間が必要です。

書類の確認方法は下記を参照ください。

[blogcard url=https://ca-rent.jp/media/7341/#1:~:text=CIC%EF%BC%88%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%BC%EF%BC%89%E3%81%AE%E9%96%8B%E7%A4%BA%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%81%AE%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E6%96%B9%E6%B3%95]

JICC(株式会社日本信用情報機構)

出典:JICC(株式会社日本信用情報機構)

消費者金融のほか銀行の信用情報を保有しているJICC(株式会社日本信用情報機構)。

主に消費者金融で返済が延滞した記憶のある方や複数の借入れがある方はこちらで確認しましょう。

インターネットからの確認方法

  1. スマートフォン開示アプリをダウンロードする(iOS版 / Android版
  2. 利用規約を確認後、メールアドレスを送信
  3. JICCよりパスワードが発行される
  4. アプリでパスワードを入力
  5. アプリで申し込み内容を入力
  6. アプリで本人確認書類や自撮り写真を撮影・送信
  7. 手数料のお支払い方法を選択
  8. 申し込み内容の確認・開示結果の郵送

※サービス日時:毎日午前3:00~4:00までと毎月第3木曜日の午前0:00~8:00までを除く時間

郵送での確認方法

  1. JICCのサイトから信用情報開示申込書をダウンロードして印刷、必要事項を入力する
    参考)JICC
  2. 本人確認書類と手数料(1,000円)を用意
  3. 書類を送付する

※開示結果の送付には、7日から10日程度が必要です。

書類の確認方法は下記を参照ください。
[blogcard url=
https://ca-rent.jp/media/7341/#1:~:text=JICC%EF%BC%88%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BF%A1%E7%94%A8%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%A9%9F%E6%A7%8B%EF%BC%89%E3%81%AE%E9%96%8B%E7%A4%BA%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%81%AE%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E6%96%B9%E6%B3%95]

KSC(全国銀行個人信用情報センター)

出典:KSC(全国銀行個人信用情報センター)

銀行(信用金庫・信用組合を含む)の信用情報を保有しているKSC(全国銀行個人信用情報センター)。

多目的ローンなどを利用したことがある方、これから住宅ローンを借りたい方などはこちらでご確認ください。

郵送での確認方法

KSCのブラックリストの確認(本人開示)の手続き郵送のみです。手続きの流れは以下の通りです。

  1. KSCのサイトから登録情報開示申込書をダウンロードし、印刷して手書き、または直接入力してから印刷する
  2. コンビニエンスストアで本人開示手続き利用券(1,000円+各コンビニのチケット事務手数料)を購入、またはゆうちょ銀行で定額小為替証書(1,000円)を購入する
    ※定額小為替証書には何も記入しない、切り離さない
  3. 本人確認書類の必要分を用意する
  4. 登録情報開示申込書と本人確認、定額小為替証書を全国銀行個人信用情報センターへ郵送する
  5. 登録情報開示申込書での申し込み内容に従い、本人限定受取郵便(特例型)または簡易書留でセンターから郵送

※KSCの確認は郵送での手続きのみとなります。

書類の確認方法は下記を参照ください。
[blogcard url=https://ca-rent.jp/media/7341/#1:~:text=%E8%AA%BF%E5%81%9C%E3%81%AE4…-,%E9%96%8B%E7%A4%BA%E8%A1%A8%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%96%B9,-%E5%87%BA%E5%85%B8%EF%BC%9AKSC_]

ブラックにならないためのコツ

普段から意識することで、ブラックリストに載らないようにできます。

債務整理を行わない

債務整理は借金の減額・免除ができるので、返済に困っている方には魅力的なシステムです。しかし、ブラックリストに掲載されるなど大きなデメリットも存在しています。

そこで、債務整理を利用しなくてもいいように、お金の管理をしっかりしておきましょう。

おまとめローンを使う

債務整理以外にも借金を軽くする方法として「おまとめローン」があります。

複数の会社からお金を借入していることが前提ですが、一つの会社にまとめることで金利などの負担を軽くする方法です。利用してもブラックリストに載る心配はありません。

おまとめローンの詳しい説明は下記を参照ください。

[blogcard url=https://ca-rent.jp/media/8762/]

代位弁済を利用しない

「代位弁済(だいいべんさい)」とは、借入が予定通り返済できていない(債権者の催促を無視したり、返済日が守られていないなど)際に、保証会社など第三者が代わりに返済する方法です。

利用すると、信用情報に代位弁済が行われたことが追加。信用情報に傷がついた状態になります。

代位弁済を行っても、債務自体がなくなるわけではありません。払ってくれた第三者に対してお金を返していく必要があります。

【まとめ】掲載は一時的なもの

今回は、ブラックリストのマイナス面を大きく紹介してきました。クレジットカードを作れなくなるなど日常生活で困りそうなこともありますが、ずっと続くわけではありません。

借金の減額・免除など新しい生活を始められるきっかけだと思うので、メリット・デメリット両方を比べて見てください。

おかねの教科書編集部
だれもが抱えるお金の悩み。債務整理やカードローン、クレジットカードなどのお金の借入れに関することから、投資、iDeCo・保険などを活用したライフプランの立て方まで、お金との上手な付き合い方を比較やお得な情報を発信しています。
シェアおねがいします!
  • URLをコピーしました!
目次