SBI証券の手数料を徹底調査!楽天やauカブコムと手数料を比較検証しました

「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」の違い
1約定ごとにそれぞれ手数料がかかるのが「スタンダードプラン」、1日の約定合計金額で手数料がかかるのが「アクティブプラン」となっています。
どちらの手数料がお得?
通常、SBI証券では「アクティブプラン」の手数料がお得。現物取引・信用(制度・一般)取引のそれぞれで、取引金額100万円までの手数料が無料です。
また、100万円を超えた場合も手数料が跳ね上がるわけではなく、さらにスタンダードプランの手数料も業界最安値を謳っています。
- 100万円まで手数料無料の「アクティブプラン」が魅力
- 合計300万までOK!現物取引・信用(制度・一般)取引のそれぞれ100万円まで無料
- スタンダードプランの手数料も業界最安値
現物取引と信用取引での手数料の違いもチェック!
証券会社への預り金、つまり自身の現金で株取引をするのが「現物取引」であり、「預り金+保有株」の3倍までの資金で取引をするのが「信用取引」。
スタンダードプランはもちろん、アクティブプランでも100万円以上の取引になると、現物取引と信用取引かで手数料は変わってきます。
- 現物取引=証券会社に預けた自身の現金で取引
- 信用取引=証券会社に預けた現金と保有株の合計額の3倍まで


信用取引の場合は証券会社から資金を回してもらうことになるので、大きな金額の取引が可能な一方、さまざまな制約があるのが特徴です。
取引可能な銘柄が決まっていたり、返済期日が設けられていますよ。
各プランと現物・信用取引の手数料比較一覧表
手数料がお得な「アクティブプラン」ですが、果たしてすべての取引価格帯でお得なのでしょうか?「スタンダードプラン」と併せて一覧表で詳しく見ていきましょう。
各プラン手数料一覧表
スタンダードプラン×現物取引
1約定代金 | 手数料 |
---|---|
5万円まで | 55円 |
5~10万円まで | 99円 |
10~20万円まで | 115円 |
20~50万円まで | 275円 |
50~100万円まで | 535円 |
100~150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円以上 | 1,070円 |
スタンダードプラン×信用取引
1約定代金 | 手数料 |
---|---|
10万円まで | 99円 |
10~20万円まで | 148円 |
20~50万円まで | 198円 |
50万円以上 | 385円 |
※預り金の残高や取引状況が一定以上の条件を満たす「大口優遇」はすべての取引価格で手数料ゼロ円


「スタンダードプラン」では手数料の1.1%がTポイントに換算されます!SBI証券内で投資信託の金額指定買付に利用することができますよ。
アクティブプラン×現物取引
1日定額制 | 手数料 |
---|---|
100万円まで | 0円 |
100~200万円まで | 1,238円 |
200~300万円まで | 1,691円 |
以降100万円ごと | プラス295円ずつ |
アクティブプラン×信用取引
1日定額制 | 手数料 |
---|---|
100万円まで | 0円 |
100~200万円まで | 880円 |
以降100万円ごと | プラス440円ずつ |
※預り金の残高や取引状況が一定以上の条件を満たせば手数料ゼロ円


SBI証券のアクティブプランで、なかでも「信用取引」は100万円を超えた場合の手数料も抑えられているのが特徴です。
手数料のポイント
- アクティブプラン×100万円までの取引なら現物取引・信用取引に関わらず手数料ゼロ円
- 現物取引×1日合計100万円を超えるなら「スタンダードプラン」が割安傾向
- 信用取引×1約定100万円を超えるなら「スタンダードプラン」が◎
1日の約定金額が100万円までなら、アクティブプランが手数料ゼロ円で断然お得です。
初めて投資をされる方が1日100万円以上の資金を動かすことは多くありません。まずはアクティブプランで挑戦されてはいかがでしょうか?
取引金額が100万円以上になる場合は?
1日の取引金額が100万円以上となった場合、どのような取引方法やプランであればお得かを見ていきましょう。
手数料のお得感が変わる100万円の境界線
アクティブプランの現物取引でも信用取引でも100万円を超えるとそれぞれ手数料がかかるため、プランの見直しが必要です。
- 100万円を超えたら手数料のプランを見直そう
1日100万円以上の取引になる可能性があれば、やや手数料が抑えられるスタンダードプランに切り替えましょう。


アクティブプランの場合、100万円~200万円までの手数料は現物取引は1,238円、信用取引で880円。
例えば50万円までの現物取引が2件、5万円までが1件なら、スタンダードプランの手数料は「275×2+55=605円」となり、アクティブプランより安くなります。
ちなみに手数料プランは1日1回の選択、変更ができます。平日であれば、翌日のプラン変更が可能、土日は翌火曜日のプラン変更が可能です。
現物取引・信用取引を組み合わせれば最大300万円まで手数料ゼロ円!
手数料をもっと抑えたい!という場合は、アクティブプランの現物取引と信用取引を組み合わせることで、取引金額最大300万円まで手数料をゼロ円にすることができます。
現物取引・制度信用取引・一般信用取引でそれぞれ100万円まで手数料無料なのは、業界No1の格安手数料を牽引するSBI証券ならではのシステムです。


株取引のベテランともなると、多種多様な取引内容を同時進行する人もいるようです。
各ネット証券会社との手数料比較
SBI証券の手数料は本当にお得なのでしょうか?手数料ゼロ円を提示しているネット証券は数多くありますが、どういったポイントが違うのか見ていきましょう。
楽天・auカブコム・松井証券との手数料比較
SBI証券のアクティブプランに相当する楽天・auカブコム・松井証券の株取引手数料について、楽天とauカブコムは100万円までゼロ円、松井も50万円までゼロ円。
ただし、それぞれ上限の取引金額以降の手数料に大きな差があります。
1日定額コースで100万円超えた場合の手数料
- SBI証券は1,238円(現物)、880円(信用)
- 楽天証券は2,200円(現物・信用)
- auカブコム2,200 円(現物・信用)
- 松井証券2,200円(現物・信用)
※松井証券は現物・信用合算で50万円を超えると1,100円の手数料が必要です。


SBI証券は手数料プランが取引前日には変更できるとは言え、ギリギリを狙った取引をされている方はつい金額が超えてしまう…ということも。
100万円を超えてもなるべく手数料の安いSBI証券での取引がおすすめです。
100万円の限度額が合算かどうかもチェック
前述にもありますが、SBI証券は現物・信用(一般・信用) 取引それぞれ100万円までの取引額での手数料はゼロ円、合計300万円まで手数料がかかりません。
対して他社では各取引の合算額100万円までが手数料ゼロ円というのが最大の違いです。
SBI証券の100万円限度額は合算じゃない!
現物100万円+信用(制度)100万円+信用(一般)100万円=合計300万円までのアクティブプランが手数料セロ円!
PTS取引やNISA口座で手数料がお得
SBI証券ではアクティブプランの手数料が注目されていますが、それ以外にも手数料がお得になる手段があります。
NISA口座
成人NISA口座を開設するなら、当該口座での国内株式取引と海外EFTにおける手数料が無料です。
国内株式では売買代金に関わらず手数料ゼロ円、また海外EFTなら買付代金に関わらず手数料はかかりません。


NISAの非課税枠もうまく利用して、なるべく利益を上げたい方におすすめです!
NISA口座開設の見極めポイント
金融商品の購入額が年間で非課税枠の120万以下の場合、トレーディングにも有利
PTS取引
証券取引所を経由せずに私設取引システムを利用することを「PTS(Proprietary Trading System)」取引と言います。
証券取引所の取引時間外のトレードが可能で、SBI証券ではさらにスタンダードプランの手数料がお得に。短時間の株取引で利益を上げたい上級者向けのシステムです。
PTS取引のお得ポイント
現物PTS取引×ナイトタイムセッションなら手数料ゼロ円


取引所を経由しないため、夜間取引(ナイトタイムセッション)で世界中の市場の動きを確認しながら、もしくは企業の決済報告直後のトレーディングが可能ですよ!
まとめ
お得な手数料のアクティブプランが注目されている「SBI証券」。どのような手数料プランが設定されているのか以下にまとめてみました。
SBI証券の手数料を徹底解剖
- アクティブプランでは現物・信用(一般・制度)の取引金額100万円まで手数料無料
- それぞれ100万円までOKなので合計300万円までOK!
- 100万円を超えても他のネット証券会社よりお得
- スタンダードプランでも業界最安値
現物取引・制度信用取引・一般信用取引のそれぞれで100万円まで、合計300万円まで手数料無料と、これほどお得な手数料は他の証券会社ではなかなか見られません。
また100万円を超えた場合や1約定ごとのスタンダードプランでも他社より手数料がお得なのも魅力。
少額ながらも1日の取引件数が多く、取引内容も多岐にわたる方にSBI証券はおすすめです。
プランの特徴