債務整理に必要な費用は?費用の目安や、いつ・どのように払うか、払えない場合の対処まで解説

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先に要点だけ知りたい方へ

  • 任意整理は裁判所を通さないぶん、比較的費用を抑えやすいですが、債権者の数が増えると費用も増えやすい。
  • 個人再生と自己破産は、専門家費用とは別に、裁判所に納める費用がかかる。
  • 特定調停は費用だけ見ると安めですが、自分で動く負担はかなり大きめ。
  • 今すぐ一括で払えなくても、分割払いの相談や法テラスの立替制度を使える可能性がある。

更新日:2026年3月26日

債務整理を考え始めたとき、いちばん気になるのは「結局いくら必要なのか」「今お金がなくても相談できるのか」ではないでしょうか。

先にお伝えすると、債務整理の費用に全国一律の相場はありません

依頼する事務所、債権者の数、手続の種類、裁判所の運用で金額は変わるため、表面上の安さだけで決めるのではなく、総額と支払うタイミングをセットで確認することが大切です。

この記事では、できるだけ判断しやすいように、費用の見方、いつ・どう払うか、払えないときの考え方をやさしく整理します。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事情に応じた法的助言ではありません。

任意整理と自己破産の金額は、法テラスの立替制度を利用する場合の費用目安を含みます。一般の法律事務所の全国一律料金を示すものではありません。

個人再生、自己破産、特定調停の裁判所費用は、掲載した裁判所の公開情報に基づく例です。実際の費用、納付方法、必要書類、手続の適否は、事案や管轄裁判所によって異なります。申立て前には最新の公式情報と弁護士等への相談で確認してください。

目次

債務整理の費用は?まずは「全国一律ではない」と知っておく

今のところ、弁護士費用には全国共通の一律基準がありません。

つまり、「任意整理は必ずいくら」「自己破産はどこでもいくら」と言い切ることはできません

ただし、目安がまったくないわけでもありません。

任意整理のうち、弁護士が受任する一定範囲の事件には日弁連の報酬ルールがあります。

また、法テラスには立替制度を利用する場合の費用の目安があり、自己破産や個人再生では、裁判所が公表している申立費用も確認できます。

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手続主な費用の目安支払う時期のイメージ特徴
任意整理法テラス利用時の依頼時目安では、1社43,000円、2社64,500円、5社135,000円です。裁判所費用は原則不要です。委任時に着手金や実費、解決後に報酬金が生じることが多いです。分割相談に応じる事務所もあります。裁判所を通さず、返済条件の見直しを交渉します。債権者数で費用が増えやすいです。
個人再生弁護士費用は事務所差が大きいです。裁判所費用の一例として、東京地裁では申立手数料1万円、官報公告費用1万5120円、郵便切手が必要です。東京地裁では全件につき個人再生委員が選任される運用で、個人再生委員の扱いと費用は裁判所ごとに異なります。委任時に専門家費用、申立て前後に裁判所費用を納める流れが一般的です。住宅資金特別条項を使えるケースでは、自宅を残せる可能性があります。
自己破産法テラス利用時の依頼時目安では、債権者1~10社で155,000円です。裁判所費用の一例として、東京地裁では印紙1,500円、同時廃止13,046円、個人管財は最低20万円に加えて個人1件あたり20,397円、さらに郵便切手が必要です。委任時の費用に加え、申立て前後に裁判所費用を納付します。免責が認められると多くの債務の支払義務が免除されますが、免責されない債務もあります。
特定調停東京簡裁の個人申立てでは、相手方1社につき収入印紙500円、予納郵便切手500円です。債務額によって追納や追加切手が必要になる場合があります。申立て時に裁判所費用を納めます。専門家に依頼するなら別途費用がかかります。費用は軽めですが、自分で書類を整え、裁判所や債権者対応を進める必要があります。

この表の見方

任意整理と自己破産の金額は、法テラスの立替制度を利用する場合の依頼時費用の目安です。一般の法律事務所の全国一律料金ではありません。個人再生、自己破産、特定調停の裁判所費用は、掲載した裁判所の公開情報をもとにした例です。管轄裁判所や納付方法によって変わることがあります。掲載の金額や納付方法は2026年3月26日時点で確認した公開情報です。郵便料金改定や運用変更により、最新情報と異なる場合があります。

まずは「誰に払う費用か」で分けると整理しやすい

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費用の種類主な支払先代表例押さえたいポイント
専門家費用弁護士・司法書士着手金、報酬金、実費、送金代行手数料など分割相談に応じる事務所もあります。見積りは総額で確認します。
裁判所費用裁判所収入印紙、郵便切手、予納金、官報公告費用個人再生と自己破産では特に重要です。納付期限も確認しておきます。
法テラス利用後の返済法テラス立て替えてもらった着手金や実費など無利息ですが、要件と審査があります。すべての費用が対象ではありません。

ここで大事なのは、任意整理だけを見て「1社いくら」と覚えるより、「自分はどの手続になりそうか」「裁判所費用が別にいるのか」まで確認することです。
特に個人再生と自己破産は、専門家費用と裁判所費用の両方を見る必要があります。

任意整理の費用

任意整理は、裁判所を使わずに、将来利息のカットや返済方法の調整を求めて債権者と交渉する手続です。

費用を抑えやすい一方で、債権者の数が増えるほど費用も増えやすいのが特徴です。

費用の見方としては、着手金実費解決後の報酬金に分かれることが多いです。

非事業者等の任意整理における日弁連ルール

弁護士に依頼する場合、日弁連のルールでは、非事業者等の任意整理について、解決報酬金は原則1社あたり2万円以下、減額報酬金は減額分の10%以下とされています(いずれも消費税別)。

広告で安く見えても、どの報酬が後から発生するのかを見ないと総額はわかりません。

日弁連の報酬規制は、主として弁護士が受任する非事業者等の任意整理事件に関するものです。
自己破産や民事再生は同じ規制の対象外で、司法書士費用にそのまま同じルールがかかるわけではありません。

弁護士が徴収することを原則禁止している項目

また、弁護士が受任する非事業者等の任意整理では、処理中の管理手数料や引き直し計算の名目による個別手数料は原則禁止されています。

例外として、送金代行を使う場合には送金代行手数料がかかることがあります。

任意整理で確認したいこと

  • 1社ごとの費用か、まとめた定額か
  • 着手金のほかに実費がいくらか
  • 解決報酬や減額報酬があるか
  • 分割払いに対応しているか
  • 送金代行手数料など、毎月かかる費用があるか

任意整理は比較的取り組みやすい反面、すべての債権者が同じように応じるわけではありません。
費用だけでなく、「どの債権者に強いか」「返済計画まで一緒に詰めてくれるか」も見ておくと、あとで困りにくくなります。

個人再生の費用

個人再生は、借金を法律上のルールで圧縮し、原則3年、特別な事情がある場合は最長5年で分割返済していく手続です。

住宅ローンがある場合でも、要件を満たせば「住宅資金特別条項」を使って自宅を残せる可能性があります。

ただし、費用は任意整理より重くなりやすく、これは専門家費用に加え、裁判所へ納める費用が必要だからです。

東京地裁の案内では、個人再生の申立てにかかる費用として、申立手数料1万円、官報公告費用1万5120円、郵便切手などが示されています。
中目黒庁舎で現金納付する場合の官報公告費用は1万6000円です。

個人再生委員の扱いに注意

個人再生を行うにおいて注意したいのが、個人再生委員の扱いです。

たとえば、東京地裁では、申立書を審査したうえで全件につき個人再生委員を選任する運用です。

裁判所や事案によって扱いと費用は異なり、山口地裁では個人再生委員を選任する場合に15万円から30万円が必要と案内されています。

大阪地裁では、個人再生委員が選任される手続では最低30万円が必要と案内されており、つまり、個人再生は「申立て手数料だけ見れば安い」では済まない手続です。

本人申し立ても可能だがタスクが重い

なお、本人申立ても制度上は可能ですが、東京地裁も、個人再生手続を選択すること自体も含めて弁護士等の専門家のアドバイスを受けることを勧めています。

書類の量が多く、再生計画案まで含めて進める必要があるため、費用を理由に自己流で進めるとかえって時間を失いやすいです。

個人再生で見落としやすい費用

  • 申立手数料
  • 官報公告費用
  • 郵便切手
  • 個人再生委員に関する費用
  • 弁護士費用、または司法書士に書類作成支援等を依頼する場合の費用

自己破産の費用

自己破産は、支払不能の状態にある方が裁判所の手続を使い、免責が認められれば、多くの債務の支払義務を免れるための制度です。

ただし、自己破産をしただけで自動的にすべての支払義務が消えるわけではありません。

免責許可の手続が必要で、養育費、婚姻費用、罰金などのように免責されない債務もあります。

費用面では、自己破産も「専門家費用」と「裁判所費用」を分けて見る必要があり、法テラス利用時の依頼時目安では、債権者1~10社で155,000円、11~20社で177,000円、21社以上で210,000円です。

自己破産の裁判所費用は、同時廃止か管財事件かで大きく変わる

裁判所費用は、同時廃止か管財事件かで大きく変わります。

東京地裁の令和8年1月1日現在の一覧では、個人自己破産と免責申立ての印紙は1,500円、同時廃止の予納金基準額は13,046円です。中目黒庁舎で現金納付する場合は14,000円と案内されています。

一方、個人管財事件では最低20万円に加えて、個人1件あたり20,397円が必要とされています(郵便切手も別に必要です)。

ここで重要なのは、「20万円以上の資産があるから必ず管財」といった単純な話ではないことです。
東京地裁は、原則として管財事件として取り扱う例として、33万円以上の現金がある場合、20万円以上の換価対象資産がある場合などを示していますが、最終的な判断は裁判所が行います。

自己破産の費用を考えるときのチェックポイント

自己破産の費用を考えるときは、専門家費用の分割可否だけでなく、裁判所に納める予納金をいつまでに用意する必要があるかまで確認しておきましょう。

ここが曖昧なまま進めると、途中で手続が止まりやすくなります。

特定調停の費用

特定調停は、簡易裁判所で行う話し合いの手続のことで、専門家に依頼せずに自分で申し立てることもできます。

費用だけで見ればかなり抑えやすく、東京簡易裁判所では、個人申立ての場合、相手方1社につき収入印紙500円、予納郵便切手500円と案内されています。

ただし、相手方1社に対する債務額の残元本額によっては追納が必要になる場合があり、手続進行後に郵便切手の追加提出を求められることもあります。

ただし、安いからおすすめとまでは言いにくいです。
申立書類の準備、裁判所とのやり取り、各債権者との整理を自分で進める必要があるため、費用を最優先にした結果、手間と時間の負担が大きすぎて進まないケースもあります。

費用はいつ、どのように払う?

債務整理の費用は、ひとまとめに最後に払うものではありません。

多くの場合、次のように段階ごとに発生します。

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費目主な支払先いつ払うことが多いかどう払うか
着手金弁護士・司法書士依頼して正式に受任してもらう時点一括のこともあれば、分割相談に応じる事務所もあります。
実費弁護士・司法書士、裁判所書類取得時、申立て前後、手続進行中印紙代、郵便切手、記録取得費用などをその都度またはまとめて支払います。
報酬金弁護士・司法書士交渉成立や事件終了の段階結果に応じて支払います。任意整理では解決報酬や減額報酬が設定されることがあります。
裁判所費用裁判所申立て時または申立て後、裁判所の案内に従う時点収入印紙、郵便切手、現金納付、振込、電子納付など、手続に応じた方法で納めます。

自己破産の官報公告費用について、東京地裁では、現金、振込、電子納付の方法が案内されています。

つまり、裁判所費用は「現金しか無理」とは限りませんが、納付方法は裁判所の案内に従う必要があります。

掲載の納付方法や切手額は、手続の種類や管轄裁判所によって異なります。特に郵便切手は郵便料金改定の影響を受けやすいため、申立て直前に公式案内を確認してください。

費用を払えない場合はどうする?

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任意整理の着手金5,500円(税込)~
(応相談、債権者1社につき)
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任意整理の報酬金¥11,000~
(1社あたり)
減額報酬金:減額分の10%~
債減額/免除できた場合、
経済的利益の11%(税込)※1
 0〜11,000円(税込)
(1社あたり)※2
22,000円
(1社あたり)
2万2,000円
(1社あたり)
11,000円(税込)
(債権者1社につき)
11,000円~
(和解報酬)
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※1 任意整理は毎月22,000円から、自己破産と個人再生は毎月44,000円からの分割払いが可能
※2 訴訟の場合、報酬金は回収額の27.5%

費用を払えない場合はどうするのかという点が、最も不安になりやすいところです。

結論からいうと、今すぐ一括で払えないからといって、すぐに相談できないわけではありません。

分割払い・後払いに対応している事務所を探す

債務整理を扱う事務所の中には、分割払いの相談に応じているところがあります。

大切なのは、「分割できるか」だけでなく、「分割対象に何が含まれるか」です。

着手金だけ分割できても、裁判所費用は別に早めの納付が必要、というケースは普通にあります。
ここは相談先からキチンと聞き出すべき項目です。

法テラスの立替制度を検討する

法テラスは、収入や資産が一定基準以下であることに加え、

  • 勝訴の見込みがないとはいえないこと
  • 民事法律扶助の趣旨に適すること

などの条件を満たすと、弁護士・司法書士費用等の立替制度を利用できます。

東京都特別区や大阪市などの地域では、収入基準の目安は1人で200,200円、2人で276,100円、3人で299,200円、4人で328,900円で、資産基準は1人180万円、2人250万円、3人270万円、4人300万円以下が目安です。

法テラスの利用で先に見ておきたいこと

  • 収入基準と資産基準をおおまかに満たしそうか
  • 無料法律相談は経済的にお困りの方が対象で、同一の問題につき3回まで、1回30分が基本であること
  • 収入や資産だけでなく、勝訴の見込みや制度趣旨との適合も見られること
  • 立替制度を使っても、すべての費用が対象になるわけではないこと

法テラスの無料法律相談は、同一の問題につき3回まで、1回30分が基本です。
まず法テラスの無料相談や相談先の案内で見通しを立て、その後に立替制度に進めるか確認する流れが現実的です。

立替制度の概要

立替制度を使うと、法テラスが着手金や実費などを立て替え、利用者は無利息で返済します。

しおりでは、援助開始決定後、5,000円から10,000円程度の分割で毎月返済と案内されています。

事件終了後も、原則として3年以内に完済予定となる月額が定められます。

ただし、ここは誤解しやすいのですが、法テラスですべての費用を立て替えてもらえるわけではありません。

生活保護受給者を除き、自己破産事件の予納金は原則対象外で、民事再生事件の予納金は生活保護の有無にかかわらず原則対象外です。

つまり、個人再生や自己破産では、法テラスを使っても裁判所に納めるお金を別に用意しなければならない場合があります。

法テラスを使えば全部あと払いになる、と考えるのは危険です。特に自己破産事件の予納金と民事再生事件の予納金は、別枠で確認してください。

手続を見直す

たとえば、自己破産を想定していたけれど、まずは任意整理で返済可能性を探るほうが現実的なこともあります。

逆に、任意整理の毎月返済が重すぎるなら、個人再生や自己破産を含めて考え直したほうがよいこともあります。

「今払える費用」だけで手続を選ぶと、後の返済計画が苦しくなることがあります。
初期費用の安さだけでなく、最終的に続けられるかまで見て決めることが大切です。

放置しない

貸金業者等からの借入れについては、金融庁・消費者庁の案内でも、弁護士や司法書士が債務整理を受任し、その旨を貸金業者に通知すると取立てが止まると説明されています。

もっとも、適用関係や通知後の流れは借入先や事案によって異なるため、相談時に個別に確認してください。

督促の不安が強いときほど、費用が心配でも先に相談したほうが状況は整理しやすくなります。

弁護士と司法書士、どちらに依頼するべき?

費用差が気になる場合でも、まずは対応できる範囲の違いを確認してください。

法務省の案内では、法務大臣の認定を受けた司法書士が代理できるのは、簡易裁判所で取り扱うことができる民事事件で、訴訟の目的の価額が140万円を超えない請求事件などに限られます。

個人再生や自己破産は地方裁判所の手続なので、代理人として裁判所対応まで一括で任せたい場合は、弁護士のほうが対応範囲は広いです。

個人再生や自己破産では、司法書士に依頼する場合でも、代理ではなく書類作成支援などの範囲かどうかを必ず確認してください。

したがって、任意整理で債権額や相手方が限定されているなら司法書士も候補になりますが、個人再生や自己破産まで視野に入るなら、最初から弁護士に相談したほうが話が早いことが多いです。

相談前にまとめておくと、費用の見積もりが早くなるもの

  • 債権者の名前と社数
  • 各社の残高、おおよその毎月返済額
  • 収入と毎月の生活費
  • 預貯金、保険、不動産、自動車などの資産
  • 保証人の有無
  • 住宅ローンの有無

この6つがあるだけでも、「どの手続が合いそうか」「裁判所費用がどこまで必要か」がかなり見えやすくなります。

法テラスなどの無料相談を使うなら、ここまで整理しておくと30分を無駄にしにくいです。

保証人がいる債務は、最初に必ず伝えてください。
自己破産で免責が認められても、免責の効力は保証人に及ばないため、費用だけで手続を決めると思わぬ負担が保証人側に移ることがあります。

【Q&A】債務整理の費用の疑問に答える

そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。

債務整理の費用は全国一律で決まっていますか?

いいえ、全国一律の料金は決まっていません。

事務所ごとの料金設定や債権者数、手続の種類、裁判所の運用によって大きく変わります。

そのため、表面の安さではなく総額と支払いタイミングを合わせて確認することが重要です。

任意整理の費用の目安はいくらくらいですか?

任意整理は1社ごとに費用がかかるケースが多く、社数に応じて総額が増えます。

法テラスの目安では1社約43,000円程度などの基準がありますが、あくまで参考値です。

着手金や報酬金、実費の内訳を含めて最終的な総額で比較することが大切です。

個人再生や自己破産はなぜ費用が高くなりやすいのですか?

専門家費用に加えて裁判所に納める費用が必要になるためです。

申立手数料や官報公告費用、予納金などが発生し、特に自己破産の管財事件では高額になることがあります。

裁判所ごとに金額や運用が異なるため、事前に確認しておく必要があります。

特定調停は費用が安いと聞きますが本当ですか?

はい、他の手続と比べて費用は抑えやすい傾向があります。

ただし書類作成や裁判所対応を自分で行う必要があり、手間や時間の負担は大きくなります。

費用の安さだけで選ぶと途中で進まなくなる可能性もあるため注意が必要です。

債務整理の費用はいつ支払うことが多いですか?

費用は一括ではなく、段階ごとに支払うのが一般的です。

依頼時に着手金、手続中に実費、終了時に報酬金、さらに裁判所費用が別途必要になる流れです。

各タイミングでいくら必要かを事前に把握しておくことが重要です。

費用は分割払いにできますか?

多くの事務所で分割払いの相談に応じてもらえる可能性があります。

ただし分割できるのは専門家費用のみで、裁判所費用は早めに用意が必要なケースもあります。

どの費用が分割対象になるのかを必ず確認しておきましょう。

お金がなくても債務整理の相談はできますか?

はい、今すぐお金がなくても相談自体は可能です。

分割払いや後払いの相談ができる場合や、無料相談を利用できるケースがあります。

費用が不安でも早めに相談することで状況を整理しやすくなります。

法テラスを使えばすべての費用を後払いできますか?

いいえ、すべての費用が後払いになるわけではありません。

弁護士費用などは立替対象になる場合がありますが、裁判所の予納金は対象外となることが多いです。

利用条件や対象範囲を事前に確認することが重要です。

費用だけで手続を選んでも問題ないですか?

費用だけで選ぶのはおすすめできません。

毎月の返済負担や手続の進めやすさ、成功可能性も含めて判断する必要があります。

最終的に無理なく続けられるかを基準に選ぶことが大切です。

まとめ|債務整理の費用と選び方はこの手順で確認

債務整理の費用は、「手続ごとにだいたい決まっている」と思われがちですが、実際にはかなり差があります。

迷ったらこの順番で確認

  • 自分に合う手続は何か
  • 専門家費用の総額はいくらか
  • 裁判所費用が別にいくら必要か
  • 分割払いはどこまで対応できるか
  • 法テラスを使えるか

費用の不安が強いと、「もう少し様子を見てから」となりがちですが、督促や返済の苦しさは、早めに相談したほうが整理しやすくなることが少なくありません。

まずは法テラスや相談先の事務所で、総額の見積もり、分割の可否、法テラスの利用可否を確認してみてください。

見積書を見るときは、着手金だけでなく、報酬金、実費、裁判所費用まで含めた総額で比べること。ここを押さえておけば、「思ったより高かった」をかなり防げます。

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※1 任意整理は毎月22,000円から、自己破産と個人再生は毎月44,000円からの分割払いが可能
※2 訴訟の場合、報酬金は回収額の27.5%

参考・根拠

  • 日本弁護士連合会「債務整理の弁護士報酬のルールについて」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 日本弁護士連合会「弁護士費用(報酬)とは」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 法テラス「任意整理 費用の目安」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 法テラス「自己破産 費用の目安」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 法テラス「無料法律相談のご利用の流れ」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 法テラス「立替制度に関するよくあるご質問」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 法テラス「民事法律扶助のしおり」 確認日:2026年3月26日
    PDFを見る
  • 東京地方裁判所 倒産部「よくある質問」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 東京地方裁判所「破産事件の手続費用一覧(令和8年1月1日現在)」 確認日:2026年3月26日
    PDFを見る
  • 東京地方裁判所「個人再生手続の申立てに当たって(令和7年11月1日以降適用)」 確認日:2026年3月26日
    PDFを見る
  • 東京簡易裁判所「特定調停」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 大阪地方裁判所 倒産部「Q17 個人再生を申し立てる費用はどのくらいかかりますか」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 山口地方裁判所「郵便切手及び予納金一覧(令和8年2月2日~)」 確認日:2026年3月26日
    PDFを見る
  • 法務省「司法書士の簡裁訴訟代理等関係業務の認定」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 裁判所「裁判手続 民事事件Q&A」 確認日:2026年3月26日
    公式ページを見る
  • 金融庁・消費者庁「多重債務者相談の手引き」 確認日:2026年3月26日
    PDFを見る
  • e-Gov法令検索「破産法」 確認日:2026年3月26日
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