債務整理したらどうなる|車や携帯は持てない?利用で生じるデメリットまとめ

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最終更新日:2026年3月16日

まず結論|債務整理をするとどうなる?

  • 車は必ず手放すわけではありません。ローン残高、所有権留保、車の価値、選ぶ手続によって結論が変わります。
  • スマホの回線が直ちに使えなくなるわけではありません。いまの契約を続けられることは多い一方、端末の分割購入は難しくなりやすいです。
  • 家族が保証人・連帯保証人でなければ、通常は本人の債務について家族が当然に返済義務を負うわけではありません。ただし、夫婦間では日常の家事に関する債務として問題になる場面があります。
  • 自己破産でも、一般的に「就職できなくなる」わけではありません。ただし、破産手続中は一部の資格や職業に制限があります。
  • いわゆるブラックリストは俗称です。一生残るものではありませんが、数年単位でローンやカード審査に影響する可能性があります。

債務整理を考え始めたとき、気になるのは「借金がどれだけ減るか」だけではありません。

車は残せるのか、スマホはそのまま使えるのか、家族や仕事に影響は出るのか・・・こうした生活面の不安が見えないままだと、相談の一歩は重くなりやすいです。

先に結論をいうと、債務整理をしたからといって、必ず車や携帯を失うわけではありません。

ただし、保証人への請求、信用情報への影響、自己破産での資格制限、官報掲載など、手続によって見落としやすいデメリットはあります。

この記事では、任意整理、個人再生、自己破産、特定調停の違いを踏まえながら、「債務整理したら生活はどう変わるのか」を初心者向けに整理します。

本記事は、日本国内の個人向け債務整理制度に関する一般的な情報提供です。保証人の有無、借入先、担保設定、財産状況、差押えの有無、裁判所の運用などにより結論は変わります。個別の判断は、弁護士または認定司法書士へご相談ください。なお、司法書士が取り扱える範囲には制限があります。

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※1 任意整理は毎月22,000円から、自己破産と個人再生は毎月44,000円からの分割払いが可能
※2 訴訟の場合、報酬金は回収額の27.5%

目次

債務整理とは

債務整理とは、返済が苦しくなった借金を、法律や交渉の仕組みを使って整理する方法の総称です。

代表的な方法は次の4つです。

任意整理

任意整理裁判所を使わず、債権者と返済方法を話し合って見直す方法です。

将来利息のカットや分割条件の調整を目指すことが多く、一部の債権者だけを対象にしやすいのが特徴です。

ただし、あくまで話し合いなので、債権者の了解と支払いを続ける見込みが必要です。

個人再生

個人再生は裁判所を使って借金を大きく圧縮し、原則3年で分割返済していく手続です。

将来にわたり継続的な収入が見込まれ、無担保債務の総額が5000万円以下の人が利用できます。

条件を満たせば、住宅ローン特則により自宅を維持できる可能性があります。

自己破産

自己破産は支払いが不能な場合に、一定の財産を債権者に平等に分配したうえで、免責が認められれば借金の支払義務を免れる裁判所の手続です。

税金や養育費など、免責されない債務もあります。

特定調停

特定調停簡易裁判所の調停委員のもとで、債権者と返済方法を話し合う手続です。

合意できれば調書にまとめられますが、あくまで話し合いなので、相手方である債権者の合意が得られなければ成立しません。

債務整理の4つの手続をざっくり比較

債務整理のどの方法が合うかは、借金の総額だけで決まりません。

毎月の収入、保証人の有無、住宅ローンや車ローンの残り、差押えの有無、残したい財産によって向く手続は変わります。

ここを間違えると、「借金は整理できたけれど生活はむしろ苦しくなった」ということも起こりえます。
だからこそ、制度の名前だけで決めるのではなく、生活への影響まで含めて選ぶことが大切です。

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項目任意整理個人再生自己破産特定調停
裁判所を使うか使わない使う
一部の借金だけ対象にしやすいかしやすい原則しにくいしやすい
借金の減り方利息や返済条件の見直しが中心元本を大きく圧縮できることがある免責が認められれば大半の支払義務がなくなる話し合い次第
官報に載るか載らない載る通常は載らない
資格制限があるかないあるない
車や家を残しやすいか比較的残しやすい条件次第で残しやすい残しにくい条件次第
信用情報への影響一般にある

注:上の表は一般的な傾向をまとめたものです。対象債権者、保証人の有無、担保設定、財産額、所有権留保、裁判所運用、債権者との合意状況などにより、実際の可否や不利益は変わります。

注:信用情報への影響はありますが、手続名そのものがどの機関にも同じ形で一律登録されるという意味ではありません。登録される内容や保有期間、起算点は、CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターで違います。

債務整理の主なデメリットは?

債務整理のどの種類を実行するかにも依りますが、債務整理の主なデメリットを見ていきましょう。

ご自身が検討されている手段を講じたらどうなるかもふまえて、総合判断してみましょう。

保証人に請求が及ぶ可能性がある

債務整理で見落としやすいのが、保証人への影響です。

保証人つきの借金を整理の対象に含めると、債権者は保証人や連帯保証人に請求する可能性があります。

とくに連帯保証人がいる借金は、「自分だけの問題」と考えない方が安全です。

家族や友人に保証人を頼んでいるなら、相談の最初の段階で必ず伝えてください。
ここを後回しにすると、人間関係まで悪化しやすくなります。

信用情報に影響が出る

よく「ブラックリストに載る」と言われますが、これは俗称です。

実際には、支払状況や契約内容などの客観的な事実が信用情報機関に登録され、それをもとにローンやクレジットカードの審査が行われます。

そのため、一定期間は新しい借入れ、カード作成、端末の分割購入が難しくなりやすいです。

一方で、「債務整理を依頼したら、どの機関にも全部同じように登録される」と考えるのは正確ではありません。

たとえばCICは、ブラックリストという名のリストはないと案内しており、特定調停や民事再生の申請、弁護士・司法書士へ債務整理を依頼した事実そのものはコメント登録しないとしています。

つまり、重要なのは「債務整理」という言葉そのものより、延滞、契約終了、異動、官報情報など、各機関がどの情報をどの期間保有するかです。
制度を単純化しすぎない方が、実態に近い理解になります。

家族に知られる可能性がある

「家族に知られずに進めたい」と考える方は少なくありません。

任意整理は裁判所を使わないため、他の手続と比べると知られにくい面があります。

ただし、法テラスも「基本的には可能と思われますが、何かの機会に発覚してしまうことがあります」と案内しています。

個人再生自己破産では、裁判所からの書類、必要資料の準備、家計や財産の説明、官報掲載などから発覚のきっかけが増えます。

保証人がいれば、その請求を通じて知られることもあります。

なお、自己破産はあくまで本人についての手続であり、家族の財産が処分されたり、家族の仕事が制限されたりするものではありません。

ただし、本人の手続と生活がまったく切り離せるわけではないため、同居家族がいる場合は完全に隠し通す前提で考えない方が現実的です。

注:家族が保証人・連帯保証人でなければ、通常は本人の債務について家族が当然に返済義務を負うわけではありません。ただし、夫婦間では日常の家事に関する債務として支払義務が問題になる場合があります。また、家族が本人と同じように信用情報へ登録されるわけでもありません。

自己破産では一部の資格や職業に制限がある

「債務整理をしたら働けなくなる」と思われがちですが、そうではありません。

任意整理、個人再生、特定調停で、一般的な就業制限はありません。

注意が必要なのは自己破産で、破産手続開始決定から免責許可決定が確定するまでの間、一部の資格や職業に制限があります。

代表例として、警備員や弁護士、税理士、宅建士、保険募集人などが挙げられますが、これは「一生その仕事に就けない」という意味ではなく、免責が確定(3~6か月程度)すれば制限は回復します。

つまり、自己破産で問題になるのは「全面的に就職できないこと」ではなく、「一時的に就けない職種があること」です。
今の仕事が資格職かどうかは、相談の段階で必ず確認してください。

注:自己破産では、資格制限のほか、事件の類型によっては転居や郵便物の扱いに一定の制約を受ける場合があります。制限の内容は、手続の進み方や裁判所の運用で異なります。

個人再生と自己破産は官報に載る

個人再生自己破産では、官報に氏名や住所などが掲載されます。

官報を日常的に見る人は多くありませんが、「絶対に誰にも知られない」とも言えません。

法テラスも、自己破産では官報掲載や、債権者が職場や近所の人である場合の通知によって知られる可能性があると案内しています。

債務整理後の生活への影響は?

ここからは、「結局、債務整理をすると自分の生活で何が変わるのか?」を項目ごとに整理します。

自動車は処分されるか➡状況と債務整理の手段による

結論からいうと、債務整理をしても車は必ず処分されるわけではありません。

ただし、かなり条件に左右されます。

確認ポイント見通し
車ローンが残っていて所有権留保がある引き揚げられる可能性が高い
ローンはないが時価が高い自己破産では換価対象になりやすい
ローンがなく価値が高くない残せる余地がある
任意整理で車ローンを対象外にして返済を続ける残せる可能性がある

注:自動車を残せるかどうかは、ローン残高、所有権留保の有無、時価、名義、実質的な所有関係、選択する手続、裁判所運用などにより異なります。自己破産では、相当な交換価値のある自動車は換価対象となることがあります。

自己破産の場合、相当な交換価値のある車は原則として換価対象になりえます。

しかも、どの程度の価値なら処分対象になるかは、各地方裁判所の取扱いで差が出ることがあります。

また、車検証の名義だけでなく、実質的に誰の財産といえるかも見られ、車のローンに所有権留保が付いている場合は車を手元に残しにくいです。

個人再生でも、住宅ローン特則のように車を守るための特別ルールがあるわけではないため、ローンの有無、所有権留保、時価を個別に見て判断することになります。

残したい場合は、ローン完済済みであるか、銀行ローン等で所有権が自分にあることが重要です。

その他のカーローンで残債がある場合は原則引き揚げられますが、第三者弁済やまたはローン会社と別除権協定を締結して支払いを続けることで残せる可能性はあります。

その一方で、任意整理特定調停は一部の債権者だけを対象にしやすいため、車ローンを外して返済を続けることで残せるケースがあります。

「債務整理しても車は絶対残せます」と言い切る説明は要注意です。
車を残したいなら、最初の相談で必ず伝えてください。

携帯・スマホは買えなくなるのか➡端末分割は通りにくくなる可能性

いま使っているスマホの回線が、債務整理をしただけで直ちに止まるわけではありません。

通信料金の未払いがなく、契約自体に問題がなければ、そのまま使い続けられることは多いです。

ただし、注意したいのは端末の分割購入です。

スマホ本体の分割払いは、個別信用購入あっせんや割賦販売にあたり、申込み時に審査があります。

NTTドコモも、分割払い契約の申込みには本人確認書類と審査が必要で、支払い遅延情報が登録されると、クレジットカードやローンの申込みなどが断られる場合があると案内しています。

つまり、スマホは「回線を使い続けられるか」と「新しい端末を分割で買えるか」を分けて考える必要があります。
買い替えが必要なら、一括購入も含めて準備しておくと安心です。

注:端末代金の分割審査は、通信契約そのものとは別論点です。回線契約が続いていても、端末分割だけ通りにくくなることがあります。

ローン審査は厳しくなるか➡通りにくくなる傾向

一般に、一定期間は住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなどの新規審査に通りにくくなる傾向があります。

理由はシンプルで、金融機関は信用情報を確認しつつ、自社基準で返済能力や過去の取引状況を総合判断するからです。

信用情報に事故や債務整理に関連する情報が残っている間は、通りにくくなると考えておいた方が現実的です。

ただし、「何年たったら必ず通る」とは言えません。情報が消えたあとも、各社の審査基準は別だからです。

クレジットカードは使えなくなるか➡新規作成は難しくなる

新規のクレジットカード作成は難しくなります

また、手元のカードも、更新や途上与信のタイミングで使えなくなることがあります。

債務整理後は、現金、口座振替、デビットカード、プリペイドカードで生活が回るようにしておくと安心です。
公共料金やサブスクの支払方法も早めに見直しておくと、生活が安定しやすくなります。

ブラックリストには一生載る➡一生ではない

債務整理をしても、一生ブラックリストに載るわけではありません。

ただし、「何年」とひとことで言い切れないのが正確なところです。

そもそもCICは、ブラックリストという名のリストはないと案内しています。

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信用情報機関公開案内の要点保有期間の目安
CICブラックリストという名のリストはない。官報情報は現在保有していない。特定調停や民事再生の申請、弁護士・司法書士への債務整理依頼の事実そのものはコメント登録しない。クレジット情報は契約期間中および契約終了後5年以内。破産に関するコメントは、免責許可決定が確認できた会員会社による報告日が起算点。
JICC契約内容、返済・支払状況、取引事実などの信用情報を登録。契約継続中および契約終了後5年以内
全国銀行個人信用情報センター取引情報に加え、官報に公告された破産・民事再生手続開始決定を登録。取引情報は契約期間中および契約終了日から5年を超えない期間。官報情報は当該決定日から7年を超えない期間。

なお、CICは、特定調停や民事再生の申請、弁護士・司法書士に債務整理を依頼した事実そのものについてはコメント登録しないと案内しています。

この点も、「債務整理をしたら全部同じように載る」と単純化しない方が正確です。

不安なら、自分で情報開示して確認するのが確実です。
CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターはいずれも本人開示の窓口を設けています。

注:信用情報の登録内容や保有期間、起算点は機関や契約状況によって異なります。表は主な公開案内の要点を整理したものであり、個別契約の詳細までは一律ではありません。

戸籍や住民票に掲載されるか➡されない

債務整理をしても、戸籍や住民票にその旨は掲載されません。

自己破産をしたからといって、戸籍や住民票に記載されることはありません。

「住民票に傷がつく」といった心配は不要です。

給料の差押えや年金、退職金はどうなる➡状況による

債務整理をしただけで、給料や年金が自動的にもらえなくなるわけではありません。

ただし、すでに強制執行の段階に入っている場合は別で、自己破産では、申立てから破産手続開始決定までの間に、判決などに基づいて給料の差押えや請求を受けることがあります。

給料や賞与には差押禁止範囲があり、原則として手取り額の4分の3に相当する部分は差し押さえられません。

手取り額が44万円を超える場合は、33万円までが保護されます。

年金受給権は原則として差押禁止ですが、振り込まれた後の預金は別問題です。

口座に入金された年金が預金として差し押さえられることはありえます。

また、自己破産では、将来受け取る見込みの退職金の一部が財産として評価されることがあります。

勤務先に退職金制度がある方は、この点も相談時に伝えておくべきポイントです。

注:養育費や婚姻費用の差押えでは、通常より差押禁止範囲が狭くなる場合があります。実際の差押えや退職金評価は、請求の内容や裁判所の運用で変わります。

債務整理中に新しい借入れはできるのか

結論として、新しい借入れはかなり難しいですし、すべきではありません。

審査の面で厳しいだけでなく、新たな借入れを重ねると返済計画そのものが崩れやすくなります。

任意整理や個人再生は「これからどう返すか」を組み直す手続なので、途中でさらに借りる発想とは相性がよくありません。

とくに避けたいのが、クレジットカードの現金化ヤミ金です。

こうした方法は、目先の資金繰りが少し楽に見えても、問題を悪化させることが多いです。

返済や生活費が本当に足りないなら、借り増しを探すよりも、債務整理の方針と家計の立て直しを一緒に見直した方が改善しやすいです。

おまとめローンなど、他の借金減額方法も検討してよいか?

債務整理を迷っていると、「おまとめローンで何とかした方がいいのでは」と考える方もいます。

たしかに、借換えによって毎月返済額が下がることはあります。

ただし、政府広報オンラインは、相談者が希望したおまとめローンについて、金利が下がっても返済総額が大きくなることもあると注意喚起しています。

そのため、次の条件を満たせないなら、先に専門家へ相談した方が安全です。

  • まだ大きな延滞がなく、審査に通る余地がある
  • 借換え後の総返済額まで比較している
  • 毎月返済額が下がるだけでなく、完済見込みも現実的である
  • 保証人や担保の条件を理解している

すでに「返しても返しても元本が減らない」「複数社に遅れ始めている」「督促がつらい」という状態なら、おまとめローンを探すより、債務整理を含めた選択肢を早めに比較した方が立て直しやすいです。

相談前に準備しておくとスムーズなもの

相談の質は、最初に出せる情報でかなり変わります。

法テラスも、資料がなくても相談は可能としつつ、一般に準備を求められやすい資料を案内しています。

  • 債権者一覧表、借入先の名称メモ
  • 借入時期、現在残高、毎月返済額のメモ
  • 保証人の有無
  • 車ローン、住宅ローン、スマホ端末残債の有無
  • 督促状、債権回収会社からの通知、裁判所から届いた書類
  • 最近2、3か月分の給与明細、家計簿や収支メモ
  • 本人名義の預貯金通帳
  • 契約書、領収書、カード、レシートなど手元にある資料
  • 住宅ローンや不動産担保ローンがある場合は登記事項証明書

この準備があるだけで、「どの手続なら車を残しやすいか」「保証人にどこまで影響するか」「個人再生が現実的か」の判断がかなりしやすくなります。

一人で決めきれないときの相談先

債務整理は、ネットで調べるほど不安が増えやすいテーマです。

車や家族への影響は、一般論より「あなたの契約内容」で決まる部分が大きいからです。

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相談先向いているケースポイント
法テラスまず全体像を整理したい、費用面が不安収入や資産が一定基準以下などの条件を満たす場合、同一問題につき3回まで無料法律相談を利用できる
自治体の多重債務相談窓口どこに相談すべきか分からない最初の整理や専門家紹介の入口として使いやすい
弁護士会、司法書士会保証人、差押え、車、住宅ローンが絡む個別事情が強いケースに向く

法テラスの無料法律相談は、収入や資産が一定基準以下などの条件を満たす方が対象で、相談時間は1回30分、同一の問題につき3回まで利用できます。

条件に合えば、弁護士費用などの立替制度を利用できる場合もあります。

「まだ依頼するか決めていない」「相談だけでよいのか不安」という段階でも問題ありません。
むしろ、早い段階の相談ほど選択肢が残りやすいです。

注:司法書士が代理・相談できる範囲には制限があります。簡易裁判所で取り扱う訴額140万円以下の事件などが中心になるため、事案の内容によっては弁護士への相談が適しています。

注:本記事は一般的な情報提供であり、個別案件に対する法的助言ではありません。信用情報の登録内容や保有期間、必要書類、費用、裁判所運用は、機関や地域、個別契約により異なる場合があります。必ず最新の公式情報と個別相談でご確認ください。

【Q&A】債務整理後の生活の疑問に答える

そして、ここまでの内容やその他をまとめて、Q&A形式にしました。

債務整理をすると車は必ず手放すことになりますか。

債務整理をしても、車を必ず手放すとは限りません。

結論は、ローン残高、所有権留保の有無、車の時価、選ぶ手続によって変わります。

車ローンに所有権留保がある場合は、引き揚げられる可能性が高くなります。

自己破産では、相当な交換価値がある車は換価対象になりやすいです。

一方で、任意整理や特定調停では車ローンを対象外にして返済を続けることで、残せる場合があります。

車を残したい事情があるなら、最初の相談時に必ず伝えることが大切です。

債務整理をするとスマホは使えなくなりますか。

債務整理をしただけで、今使っているスマホ回線が直ちに止まるわけではありません。

通信料金の未払いがなく、契約に問題がなければ、そのまま使い続けられることは多いです。

ただし、注意が必要なのはスマホ本体の分割購入です。

端末の分割払いには審査があるため、信用情報の影響で通りにくくなる可能性があります。

そのため、回線を使い続けられるかと、端末を分割で買えるかは分けて考える必要があります。

買い替えが近い場合は、一括購入も含めて準備しておくと安心です。

家族に迷惑はかかりますか。

家族が保証人や連帯保証人でなければ、通常は本人の借金を当然に返済する義務までは負いません。

ただし、保証人つきの借金を整理対象に入れると、保証人へ請求が及ぶ可能性があります。

また、夫婦間では日常の家事に関する債務として問題になる場面があります。

家族が本人と同じように信用情報へ登録されるわけでもありません。

保証人の有無や家族との契約関係は、相談の最初に整理しておくことが重要です。

家族に知られずに債務整理を進めることはできますか。

家族に知られずに進められる可能性はありますが、絶対に発覚しないとは言えません。

任意整理は裁判所を使わないため、他の手続と比べると知られにくい面があります。

一方で、個人再生や自己破産では、裁判所からの書類や資料準備、官報掲載などが発覚のきっかけになりやすいです。

保証人がいる場合は、その請求を通じて知られる可能性も高まります。

同居家族がいる場合は、完全に隠し通す前提で考えない方が現実的です。

自己破産をすると就職できなくなりますか。

自己破産をしても、一般的に就職できなくなるわけではありません。

問題になるのは、破産手続開始決定から免責許可決定が確定するまでの間に、一部の資格や職業へ制限がかかる点です。

代表例として、警備員や弁護士、税理士、宅建士、保険募集人などが挙げられます。

これは一生その仕事に就けないという意味ではありません。

現在の仕事や転職予定が資格職に関わるなら、事前に専門家へ確認しておくと安心です。

ブラックリストには一生載りますか。

いわゆるブラックリストは俗称であり、一生残るものではありません。

ただし、数年単位でローンやクレジットカードの審査に影響する可能性があります。

信用情報機関ごとに、登録内容、保有期間、起算点は異なります。

そのため、何年で必ず元に戻ると一律に言い切ることはできません。

不安が強い場合は、CICやJICC、全国銀行個人信用情報センターで本人開示をして確認するのが確実です。

債務整理をするとローンやクレジットカードはどうなりますか。

債務整理後は、新しいローン審査やクレジットカード作成が通りにくくなる傾向があります。

住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなども、一定期間は厳しく見られやすいです。

手元のクレジットカードも、更新や途上与信のタイミングで使えなくなることがあります。

生活への影響を抑えるには、現金や口座振替、デビットカード、プリペイドカードで回る形に早めに切り替えるのが現実的です。

公共料金やサブスクの支払方法も見直しておくと、後の混乱を減らしやすくなります。

戸籍や住民票に債務整理の記録は残りますか。

債務整理をしても、戸籍や住民票にその事実が掲載されることはありません。

自己破産をした場合でも、戸籍や住民票に記載されるものではありません。

そのため、住民票に傷がつくといった心配は不要です。

ただし、個人再生や自己破産では官報に掲載される点は別に考える必要があります。

債務整理中に新しくお金を借りることはできますか。

債務整理中に新しい借入れをすることは、かなり難しく、基本的には避けるべきです。

審査の面で厳しいだけでなく、新たな借入れを重ねると返済計画そのものが崩れやすくなります。

任意整理や個人再生は、これからどう返すかを立て直す手続なので、途中でさらに借りる発想とは相性がよくありません。

とくに、クレジットカードの現金化やヤミ金の利用は問題を悪化させやすいため避ける必要があります。

生活費や返済が足りないなら、借り増しを探すより家計の見直しと専門家への相談を優先した方が安全です。

相談前に準備しておくとよいものは何ですか。

相談前に借入先や残高、保証人の有無などを整理しておくと、手続の判断がかなりしやすくなります。

債権者一覧、借入時期、毎月返済額、督促状、裁判所からの書類は特に重要です。

あわせて、車ローンや住宅ローン、スマホ端末残債の有無も確認しておくと役立ちます。

給与明細や家計簿、預貯金通帳、契約書類があると、返済可能性や残したい財産の見通しを立てやすくなります。

資料が全部そろっていなくても相談自体はできますが、ある程度準備しておくほど具体的な助言を受けやすいです。

【まとめ】利用はメリット・デメリットを把握してから

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※1 任意整理は毎月22,000円から、自己破産と個人再生は毎月44,000円からの分割払いが可能
※2 訴訟の場合、報酬金は回収額の27.5%

債務整理は、借金問題を立て直すための有力な方法です。

ただし、どの手続を選んでも、生活への影響がゼロではありません

もう一度、要点を整理

  • 車は必ず失うわけではないが、ローン、所有権留保、価値、手続で結論が変わる
  • スマホは使い続けられることが多いが、端末の分割購入は難しくなりやすい
  • 家族が保証人でなければ通常は返済義務はないが、保証人には請求が及ぶ可能性がある
  • 自己破産では一部の資格制限があるが、一般就職が一律に禁止されるわけではない
  • 信用情報への影響は一生ではないが、数年はローンやカード審査が厳しくなりやすい
  • どの手続が合うかは、借金の額だけでなく、収入、財産、保証人、残したいものまで含めて判断する

大切なのは、「債務整理するとどうなるか」を不安だけで決めないことです。

車を残したい、家族に迷惑をかけたくない、仕事に影響を出したくないといった優先順位を整理したうえで、早めに専門家へ相談してください。

借金問題は、放置するほど選べる手続が狭くなりやすいです。
逆にいえば、まだ動けるうちに相談すれば、車や住まい、家族への影響を抑えながら整理できる余地が残ることもあります。

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